SBCアワード『カジノ・オブ・ザ・イヤー』受賞のベットソンとは?

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先週2022年9月20日〜22日、スペインの第二の都市バルセロナにて、iGaming業界の国際コンベンション「SBCサミット・バルセロナ」が開催されました。このサミットではオンラインカジノやスポーツベッティングなどに代表されるiGaming業界のトッププレイヤーたちが一堂に会し、ネットワーキングイベントや新しいビジネスモデルの提案が行われました。

そんな中、このイベントの大きなハイライトの一つである「SBCアワード2022」の授賞式も現地時間22日に行われ、大いに盛り上がりを見せました。中でもベットソン(Betsson)グループが2021年の受賞に続き、この1年間で最も抜きん出たオペレーター(カジノやブックメーカーのサイトの運営者)に贈られる「カジノ・オペレーター・オブ・ザ・イヤー」部門を受賞したことは、大きな注目が集まりました。

加えてベットソングループは「ベスト・アフィリエイト・プログラム」部門と、今年新設された、「西ヨーロッパ・オペレーター」部門も受賞となり、三冠を達成することとなりました。日々進化を遂げる業界にあって多くの競合がひしめく中、強力な存在感を見せつけたベットソングループですが、この機会に、ベットソングループという企業や、傘下にあるカジノについて、少し見ていきたいと思います。

 

「ベットソングループ」とは?

北欧スウェーデンの企業であるベットソングループは、1963年にレストランにスロットマシンを提供する会社として設立された「AB Restaurang Rouletter」にルーツをもっています。60年近くに及ぶ長い歴史をもつ企業であることがわかりますが、今日ではストックホルム・ナスダックに上場を果たしている企業です。

グループをなすのはBetsafe、EuropeBet、Casino winner、20近くものさまざまなカジノやスポーツベッティングのプラットフォームです。多くがホームである北欧やヨーロッパを中心に展開していますが、南米地域で人気のInkaBetを買収するなど、新市場開拓も積極的に行っているようです。

オンライン上でよく見かけるレビューサイトには多くのカジノやブックメーカーが紹介されていますが、これらを運営しているベットソングループのような運営会社が、複数のカジノやブックメーカーを傘下にもつことは珍しくありません。例えばこのOnlinecasinojapan.comというレビューサイトに載っているボンズカジノとコンクエスタドールは、同じグループの元で運営されています。ただし20近くにも上る数のサイトを運営している企業はそう多くはなく、それだけでもすでにこのベットソングループの強さの一端を示していると言えるのではないでしょうか。

 

 「betsson.com」ってどんなサイト?

そんなベットソングループですが、その企業名を冠したフラッグシップブランドとなるbetsson.comもちょっと見ておきたいところです。早速サイトを開いてみると、スポーツベッティングとオンラインカジノをもつ総合的なベッティングサイトであることがわかります。スポーツベットも、試合の結果を事前に予想するものから、現在行われている試合に賭けるこのできるライブカジノ、さらにはバーチャルスポーツや競馬まで幅広くカバーしている上、カジノでもコンピューター相手のカジノのゲームから、カメラ越しの実際のディーラーとのプレイを楽しむことのできるライブカジノまで、広くカバーしているようです。サイトの説明によると、カジノのセクションでは1500種類をこえる高品質のゲームを揃えています。またウェルカムボーナスとして、人気スロット『Book of Dead』のフリースピン200回分がついていくるとことなど、非常に充実しているのが伺えます。

 

何が特別?

上で書いた通り、今回のサミットで見事三冠を達成したベットソングループでしたが、実は受賞分も含めると、九つもの部門にてショートリスト選出を果たしており、受賞した部門以外でも評価もかなり高かったものと思われます。なお、今回のカジノ部門受賞については企業の成長、新しい市場への進出、マーケティング、品質、オペレーションにおける差別化、そしてブランドの強さが、が主なの理由にあるとのこと。

フラッグシップブランドのbetsson.comを見ても、英語はもちろん、スウェーデン語、ノルウェー語などの北欧語の他、4種類のスペイン語、ポルトガル語、イタリア語など、計15ヶ国語でのアクセスが可能となっている。またオレンジと白を基調としたサイトデザインは、視覚的に非常にわかりやすい作りになっていて、いくつかのカジノにありがちな、使える入金方法のリストや独占ゲームの有無などを探してサイト内のページをあちこち行き来する必要がない、というのはユーザーフレンドリーです。

 

日本からアクセスは?

ここで気になるのは、日本からベットソン傘下のカジノやブックメーカーでプレイできるのかという点ではないでしょうか。結論から書いてしまうと、残念ながらこのベットソングループのサイトで、日本市場にはまだ進出を果たしているものはありません。

例えばbetsson.comのサイトは日本からアクセス自体は可能ですが、日本円による決済をはじめ、日本語のページや日本語サポートなどは提供しておらず、何か問題が起きてしまった時の対応も、各自のリスクに委ねられることになります。特に英語に自信のある方以外は、現在は入金やプレイは控えておいた方が安全と言えるでしょう。

さて、この記事では先週のSBCサミットバルセロナにて「カジノ・オペレーター・オブ・ザ・イヤー」部門の二連覇ほか、三部門での受賞を果たしたカジノ・スポーツブックメーカーのオペレーター、ベットソングループについて書きました。彼らがいつか日本に進出するかもしれないという期待を抱きつつ、今後の行方を見守りましょう!

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