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秋の七草の由来や意味は?何のために選ばれたのか?名前の覚え方は歌で

雑学

七草と言えば、
「春の七草」が有名ですよね。

秋にも七草があることは、
案外、知られていないようです。

春の七草は、
お粥にして食べること
で、

疲れた胃を休める。
冬場に不足しがちな栄養素を、
栄養のある春の野菜で補う
という先人の知恵があり、

また、邪気を払う、万病を除く、
また、占いなどの呪術的な
意味があったようです。

 

一方、秋の七草主に観賞用で、
その美しさを見て楽しむもの
です。

そして、一部の植物は、漢方薬として、
古くから親しまれています。

しかし、秋の七草の中には
有毒な植物もありますので、
誤って食べないようにすることが大切
です。

 

この記事では、秋の七草の種類や由来、
それぞれの意味や花言葉、
さらにその覚え方まで、
まとめてみました。

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秋の七草の由来や意味は万葉集にある。

http://manyou.plabot.michikusa.jp/akinononi_sakitaruhana2015%20(1).jpg

「万葉集」といえば、
我が国最古の歌集として知られています。

その万葉集の中で、
山上憶良(やまのうえのおくら)が、
以下の二つの歌を読んでいます。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」

「萩の花 尾花 葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

一つ目の歌では、
「秋の野に咲いている草花を、指折り数えると、七種類ありました」
と読んでいます。

二つ目の歌では、
「それは萩の花、尾花、葛の花、撫子の花、女郎花、また藤袴、朝貌の花である」
と述べています。

二つ目の歌の中の
「朝貌」は夏に咲くアサガオではなく、
桔梗(ききょう)のことと言われています。

上記の二つの歌が、
「秋の七草」の由来とされています。

約1200年も過去の歌が、
現在でも知られる「秋の七草」の
由来になっているというのは、
日本人として、感慨深いものがありますね。

秋の七草の名前は?

それでは七草をご紹介いたします。

萩(はぎ)

秋を代表する植物するマメ科の植物です。

秋のお彼岸にお供えする「おはぎ」の
由来にもなっています。

昔は、その実を、
お餅に混ぜて食べていたようです。

花言葉は、
「思案」「内気」「柔軟な精神」

尾花(おばな)

イネ科の植物で、ススキといえば、
すぐに分かるのではないでしょうか。

名前の由来は、その穂が、
動物の尾に似ているから。

昔は、かやぶき屋根の材料にしたり、
家畜のえさ等に使われていました。

花言葉は、
「活力」「心が通じる」

葛(くず)

マメ科の植物で、ご存知のように、
葛粉や漢方薬の原料として、
現在でもよく利用されています。

俳句では、秋の季語として
多く歌われたり、
家紋にも描かれることが
多い植物です。

しかし、現在では、
繁殖力が強すぎるため、
世界の侵略的外来種ワースト100に
指定されています。

何だか、残念ですが、
このような生命力が、
漢方薬や家紋に描かれていた
所以でしょうね。

花言葉は、
「芯の強さ」「快活」

撫子(なでしこ)

ナデシコ科の植物。

色が、ピンク、赤、白色の
とてもかわいいい花なので、

「撫でたくなるほど可愛らしい」
から撫子と呼ばれています。

「大和撫子」という
日本女性の清楚な美しさを表現する、
ことばの由来にもなっています。

花言葉は、
「大胆」「純愛」「貞節」

女郎花(おみなえし)

オミナエシ科の植物。

美女を圧倒するような
見た目の美しさから、

その名前が付いた言われるほど、
とても優雅で美しい花です。

沖縄をのぞく、
日本全土に分布しています。

また、漢方薬、生薬としても
利用されていて、生薬名では
瞿麦子(くばくし)と呼ばれます。

花言葉は、その女性的な姿から、
「美人」「はかない恋」「親切」です。

藤袴(ふじばかま)

キク科の植物です。

藤色(青みのある紫色)の
袴のような花を咲かせることが
名前の由来です。

以前は、日本の河原等でも
よく見られましたが、

現在では、あまり見かけなくなり、
野生の藤袴を見つけることは、
ほぼできません。

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藤袴は、現在、準絶滅危惧種に
指定されています。

良い香りがするためお風呂に入れたり、
香水として使われていたようです。

しかしながら、
有毒物質を持っていますので
誤って食べないようにしましょう。

花言葉は、
「ためらい」「遅れ」

桔梗(ききょう)

キキョウ科の植物です。

その形から、
多くの武将の家紋に用いられました。

特に、明智光秀の家紋である
「桔梗紋」は有名ですよね。

また、陰陽師で有名な
安倍晴明の五芒星も、
この花を元にしたものです。

桔梗も、古くから
多くの方に親しまれてきましたが、
現在では、絶滅危惧種に指定されるほど
数を減らしています。

花言葉は、
「永遠の愛」「誠実」「清楚」「従順」

秋の七草は何のために選ばれたのか?

秋には、たくさんの花が咲きます。

その中でも、上記の7つの植物が
選ばれた理由は、前述したように、

山上憶良が「万葉集」の中で
歌として読んだこともそうですが、

旧暦の七夕に添える花として、
選ばれたことも大きいようです。

 

節句の行事には、
その季節の花を添えることが
慣習としてあります。

旧暦の七夕は、8月に行われており、
昔の秋は7~9月と定められていました。

現在、七夕は夏の風物詩ですが、
昔は、立派な秋の行事でした。

 

 

その秋の行事に添えられる草花として、
七つの草花が選ばれており、

短歌や俳句で読まれたり、
浮世絵にも描かれたりして、

秋の七草として定着したようです。

 

秋の七草の覚え方は歌で

覚え方をいくつかご紹介します。

①語呂合わせで覚える方法

それぞれの花の頭文字をとり、

それを繋げて語呂合わせで覚えます。

例1 おすきなふくは?(お好きな服は?)

お=オミナエシ
す=すすき(オバナ)
き=キキョウ
な=ナデシコ
ふ=フジバカマ
く=クズ
は=ハギ

例2 ハスキーナフクロ(ハスキーな袋)

は=ハギ
す=ススキ(オバナ)
き=キキョウ
な=ナデシコ
お=オミナエシ
ふ=フジバカマ
く=クズ

例3 ナスハフクヲキル(ナスは服を着る)

な=ナデシコ
ス=ススキ
は=ハギ
ふ=フジバカナ
く=クズ
お=オミナエシ
き=キキョウ

他にも「奥深き花」や「大きなハカマ履く」など

色々ありますので自分に合う語呂合わせを

見つけてみてくださいね。

②歌で覚える方法

秋の七草の歌(童謡)で覚える方法です。

一部の保育園、幼稚園で秋に習うそうです。

歌詞は以下のとおりです。

背高のっぽの おみなえし   萩  葛  桔梗  藤袴
かくれんぼうの  撫子さん  すすきがみんなを呼んでいる
秋の七草、美しい  色とりどりに美しい

youtubeで、
「秋の七草」と検索すると、

可愛らしい女の子が
歌っている動画があります。

個人の動画なので、
こちらでは紹介しませんが、
気になる方は、
検索してみてくださいね。

③5.7.5.7のリズムで覚える方法

ハギ・キキョウ/クズ・フジバカマ/オミナエシ/オバナ・ナデシコ

この順番で、
5.7.5.7のリズムで覚える方法です。

何度も口ずさんでいれば自然と
秋の七草を覚えることができますよ。

秋の七草は漢方薬として使われていた?-まとめ-

秋の七草は、
基本的には食べるものでは無く、
鑑賞して楽しむものです。

一部の植物は、漢方薬としても
古くから使われていて、

葛の根は、「葛根湯」として
風邪に効く生薬の原料としても
有名ですよね。

萩の根は、
咳止め、胃の痛み、下痢止めとして、

桔梗は、
咳止め、のどの痛み、痰などの薬として、

藤袴は、
糖尿病予防、皮膚のかゆみ止めとして、

撫子は、
煎じて飲むことでむくみや高血圧に、

女郎花は、
利尿、生理不順、解毒として、

様々な方法で利用されてきました。

しかし、
薬として利用されるほどですから、
大量に摂取する逆に体に悪影響を、
及ぼすものもあります。

特に、藤袴は、
有毒物質を持っているため
大量の摂取することは危険
です。

薬としてだけではなく、
日用品の材料としても、
人々の生活に役立ててきました。

 

最近では、草花を生活に役立てることは、
あまり多くはありませんが、

例えば、
お花屋さんで女郎花を買ってみたり、
鉢植えで撫子や桔梗を育ててみたりして、
万葉の人々と同じ気持ちになってみるのも
いいかもしれませんね。

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