今年はオリンピック・イヤーです!先日、東京アクアティクスセンターで行われた競泳のオリンピック選考会でも続々と代表選手の内定が決まりましたが、なかでも注目を集めたのが、現在17歳の成田実生選手です。400メートル個人メドレーにおいて見事な記録を叩き出し、日本代表の内定を勝ち取りました。
世界屈指の観光地としても有名なフランスのパリにて開催される今回のオリンピックですが、最近では日本にいながらでもオンライン中継で選手たちを応援できる時代になりました。この投稿を読むとおわかりいただけると思いますが、スポーツベッティングとあわせてレースを楽しむファンも増えてきていると言われています。
ここでは、日本競泳界の新星として、メダル獲得の期待を集める成田実生選手についてご紹介します。
競泳歴17年
今年17歳、高校2年生の成田実生選手ですが、その17年はそのまま彼女の競泳歴にもなるというぐらい、水の世界で育ってきた人でもあるのです。生後8ヶ月の頃にはすでに母に連れられ、ベビースイミングに通っていたとのことです。物心がつく頃には自然な形で競泳に打ち込むようになり、生まれてから今までずっとプールで過ごしてきたとも言える成田選手が、オリンピックを目指すのも自然な流れだったのかもしれません。
急成長中
そんな水泳少女だった成田選手は、年齢が上がるとともにめきめきと頭角を現していきます。2022年、国際大会代表選考会では400m個人メドレーで4分36秒71のタイムで2位に入り、ジュニア世界記録と日本中学記録を更新しすると]、またしても派遣標準記録を突破し、2022年アジア競技大会の代表となりました。そして、2023年には日本選手権の女子個人メドレー200m・400mで2冠を達成します。水の抵抗を受けにくい泳ぎが得意と評価されており、メドレーにおいてもバタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の、4泳法のいずれも穴がなく、なかでも得意なのは背泳ぎ。先日開催された、オリンピック代表選考会においても、2種目目の背泳ぎでは「すいすい勝手に進むようだった」とコメントしています。
素顔は普通の高校生
そんな競泳一筋の人生を送っているように見える成田選手ですが、素顔は普通の女子高生。もちろん、毎日練習があるため、普通の高校生と全く同じとはいきませんが、友だちや水泳部の同期とご飯を食べに行く時間がすごく楽しく、夢は高校生のうちに友だちと制服を着てディズニーに行く、『制服ディズニー』を実現することとのことです。そんなキラキラ感満載の女子高校生の姿も、プールサイドではやはり表情が変わります。どんな時でも諦めない選手になりたいと、日々、厳しいトレーニングを欠かしません。これまでは勝負をかけるレース後半を前に失速することが多く、スタミナ不足が課題とされていましたが、苦手なウェイトトレーニングに取り組むことでそれを克服。パリ・オリンピックへの切符獲得へとつながりました。
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